本記事では、デイサービスで3年間働いていた方の体験談を紹介しています。
レクリエーションが好きな方はデイサービスに向いてるようです。
デイサービスでの仕事に興味がある方は非常に参考になるので、最後までご覧になってみてください
デイサービスに3年間働いていた方のプロフィール
- 30代(女性)
- 都道府県:神奈川県
- 介護歴:約12年
- デイサービスの勤続年数:3年
- デイサービスの規:従業員数約6名
- 保有資格:実務者研修終了
- 年収:300万円以下
- 処遇改善手当支給額:15,000円
デイサービスで働いて『つらい』『大変』と感じたこと
知り合いに紹介してもらったディサービスだったため、立ち上げから参加することができ、いろいろと貴重な体験をさせていただきました。
ただ、小規模デイサービスだったことと、知り合いからの紹介だったこともあり、私は介護士の仕事以外に請求業務、金銭管理や雑用も任されていました。
大変だったことは、時間前に帰りたがる認知症の利用者を引き留めるのに、経験の少ない介護士が上手く対応しきれずに、施設から出してしまったという出来事があったことです。
たまたま、他の介護士が入浴介助やトイレ介助などで手が追えず、新人スタッフが帰りたがる認知症の利用者を止めていたのですが、振り切られて外に出してしまったことがありました。
結局、事故もなく無事戻ることができて安心しましたが、慣れた頃に起こった出来事だったため、私含め全員に気の緩みがあったのだと思われます。
その認知症の利用者は、毎回途中で帰宅したがる方でした。
ですが、ご家族の都合で「時間より早く帰さないでください」と言われていたため、毎回帰りたがる利用者と、帰すわけにはいかないスタッフのやり取りの繰り返しでした。
他のデイサービスではお断りされたり、既にいくつかのデイサービスを短期間で辞めたりしていることを、ご家族が切実に話されていて、大変な思いをしてきたということが伝わってきていました。
それを踏まえたうえで受けた利用者だったため、介護士全員が協力し合い、時間までなんとか居てもらうことにエネルギーを使うのが皆大変だったと思います。
ほかに大変だったことは、デイサービスの利用者だけでなく、ご家族にも、それぞれ都合というものがありますので、送迎の順番なども詳細に渡って調整・決定していくのがとても大変でした。
利用者の中には車酔いするという方もおり、介護士スタッフたちは毎回、いかに短い時間で送迎するかというアイデアの出し合いなどもしていました。
他には些細なことがきっかけで、利用者同士の仲が悪くなり、怒鳴り合いの喧嘩が始まったときもありました。
結局、曜日をずらして会わないようにするという対処で落ち着きましたが…
それまでの数週間に渡って毎回喧嘩する状況だったため、介護士もそのたび間に入って止めるのが大変でしたし、私個人的にはとても恐かったです。
私の中で、デイサービスの仕事で1番大変だったことは、レクリエーションです。
季節のイベントや行事を取り入れたり、体操以外にも軽い運動になるようなことを考えたり、物作りなどの準備や提案などで残業することも度々ありました。
なかなかレクリエーションの内容が前に進まなかったり、準備の段階で予算をオーバーしてしまったりと、いくつも失敗しながら立ち上げたばかりのディサービスを、全員で試行錯誤して精一杯盛り上げていました。
毎回、担当を順番に回していたのですが、私はテンションを上げるのが苦手なので、担当日は結構つらかったです。
小規模だったこともあり、意見の食い違い程度の内輪揉めはあったものの、いじめなどもなく、平和な施設だったと感じています。
そのため、それほど嫌な思いや大変な思いをしたという感情はありません。
他の方の体験談
デイサービスで『辞めよう』と決断したこと
『デイサービスを辞めよう』と感じたのは、私のテンションがディサービス向きではないと気づいたからです。
そのため、ディサービスを経験して良かったとは思っています。
経験しなければ自分が苦手か得意かも知ることがなかったですし…
デイサービスで働かなければ、協力し合える素晴らしいスタッフたちにも出会うことはなかったからです。
実際、辞めた理由は身内に不幸があり、続けていくことができなくなったのが直接の辞職理由となります。
ただ、身内の不幸がなかったとしても、デイサービスの朝からのテンションの高さに苦痛を感じていたため、いずれにしても近々辞めようとは考えていた時期ではありました。
私が勤務していた小規模デイサービスは、立ち上げからのメンバーだったこともあり、スタッフ同士が特に仲が良かったと思います。
同じ介護という業界でも、自分に合う合わないはあると思いますので、『経験は大切だな』と辞めるときに思いました。
まとめ
デイサービスで働いていた方の体験談を紹介しました。
この施設はホワイト施設ですが、やはり介護サービス形態による相性というものがあるのでしょう。
よく読まれている記事
コメントを残す