本記事では、老健で介護士をしている男性が働いてみて『大変だと実感すること』や『ちょっと辞めたいなと感じること』について紹介しています。
もくじ
老健で介護士として働いている男性のプロフィール
私は熊本県にある介護老人保健施設(老健)で介護士として働いています。
介護職歴は2年10ヶ月で、今働いている老健は5ヶ月目になります。
私の保有資格は
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
です。
他にも職場では使いませんが
- 福祉用具専門相談員
- 福祉住環境コーディネーター2級
- 難病感謝等ホームヘルパー
- 介護事務
を保有しています。
年収は見込み(まだ1年経ってない)ですが、手取り228万円+ボーナスとなり、処遇改善手当支給額は22000円です。
2.老健の給料詳細について
基本給は161000円で、手当は処遇改善手当が22000円、夜勤手当:準夜勤3000円、深夜勤3500円となります。
他にも特定処遇手当が9000円、通勤手当は10000円以内で支給されます。
また、ボーナスの支給は年2回あり、実質給料の2ヶ月分です。
昇給は年に1回あり、昇給額は月1000〜2000円となり、サービス残業はなく、30分以上残る時には必ず残業手当を申請できます。
老健では認知症対応やレクリエーションが『大変』
老健で働いて大変だとおもうことは、1つ目が認知症対応です。
やはり、認知症の方の対応は何回も心が折れそうになります。
同じことを繰り返し言われたり聞かれたり、食事も食べたばかりで「ご飯食べてない!」と大声で怒られることもあります。
理不尽なことを言われるのはとてもつらいです。
さらに、夜勤中に転倒リスクの高い利用者様が徘徊を始めると仕事ができなくなってしまいます。
本人は家に帰りたい・ちょっと散歩しているだけのつもりですが、見守りをしないとフラついたりされるのでとても大変だと感じています。
老健で働いて大変だとおもうことは2つ目がレクリエーションです。
私は人前に立つのがあまり得意ではありません。なので、レクリエーションはとても緊張しています。
利用者様のレベルに合わせて題材を選ぶのも難しいです。
あまり簡単すぎると飽きられてしまいますが、逆に難しすぎると「わからない」と自室に戻られてしまいます。
大変なことが多く、レクリエーションのネタ探しにも悪戦苦闘しています。
レクリエーションは人前に立つのが苦手な私には大変だと感じていますし、利用者のレベルに合わせネタ探しも苦労しています。
タバコ休憩でサボっている人と同じ給料は理不尽。『辞めたい』と感じること
老健で働いてちょっと辞めたいな、とおもうことは、1つ目が職員同士の人間関係が悪いことです。
最悪とまでは言いませんが、割と人間関係は良くないです。
正直、意識の差に関しては「本人の自覚の問題」なので、改善することは難しいと考えています。
ですが、職場に仕事をしに来ている訳ですから最低限の仕事はしてもらいたいものです。
休憩時間でもないのにサボってタバコに行く人や楽な仕事しかしない人と同じ給料と考えると良い気持ちはしないです。
優しい先輩や尊敬できる先輩がおられる分、そういう方が目立っています。
サボっている人の仕事を代わりにする時に「辞めたいな」と思うことがあります。
老健で働いてちょっと辞めたいな、とおもうことの2つ目は夜勤業務が忙しすぎることです。
これは利用者様の行動次第ですが、夜間徘徊が2〜3人いるとかなり疲れます。
毎回2〜3人いるのではないので、比較的落ち着いた日もあります。
ですが、夜間徘徊の利用者様に気を取られていると、他の利用者様への対応ができなくなってしまい、転倒や失禁を招いてしまうこともあります。
介護をしているのだから仕方のないことだとわかってはいます。
ですが、この夜間徘徊が何年も続くと考えるだけでゾッとします。
仮に夜間徘徊をしている利用者様が落ち着いたとしても、「また同じような利用者が入居してきたら嫌だな」と考えてしまいます。これからは利用者の体格も以前より大きくなります。
自分自身の身を守れるのか?も心配になります。
このような夜勤業務での利用者対応で辞めたいと感じることがあります。
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