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特養で働いていた介護士が語る。工場から転職。女性ばかりの職場で派閥があり苦労した。

本記事では、特別養護老人ホーム(特養)で介護士をしていた男性の体験談を紹介しています。

特別養護老人ホームの介護士をしていた男性のプロフィール

プロフィール
  • 青森県
  • 介護職歴:20年
  • 特養での勤続年数:3年半
  • 特養の職員数:約30名
  • 年収手取り170万円

工場勤務から介護士に転職

工場などの人間の暖かみのある仕事に就きたかった僕は、ホームヘルパー2級の研修を取得した。

この資格があれば、一生大丈夫だろうと安易な考えで、隣町の特養の面接に挑んだ。

応募者は女性9名、男性は僕1名。

男性未経験30代のヘルパー2級は相手にすらもされなかった。

ヘルパー教室の講師の話では、男性の需要は「いくらでもあります」と説明していたが現実は、ずいぶんと違った。

とりあえず、生活があるため地元の工場に再度、勤めながら求人情報を探していた。

半年たち工場の裏手にある地元の特養で1名の募集があった。

その特養の使われていない旧施設の一部を当時勤めていた工場の資材置き場に間借りしていたので、よく特養の裏口を通って出入りしていた。

ときおり職員さんや、入居されている方と話もしたことがある。

そこの施設の求人だった。

採用は1名。それに対し応募は女性は4名、男性は1名。前回の経験ががよぎった。

面接官は施設長だった。

僕の顔を見ると「お、来たねー!君が来てくれるとうれしいなー」と好印象だ。

いつも資材を取りに行く時、何度も顔を合わしていた方は、施設長だった。

また、特養の介護員のなかには、僕が今務めている工場から移った職員もいて、僕の事前情報が入っていたようだ。

面接は即決に近いような感じで僕に決まった。

どうやら男性の職員が欲しかったらしい。

施設は市町村の経営なので、職員は公務員扱いになる。

だが僕は、臨時職員だった。

だが、まじめに3年くらい勤めれば正職員に昇格するとのことで安心した。

基本給はわずか12万円、それに夜勤手当や交通費がついた。

残業はなく、もしあっても時間給で調整された。

8時間たまれば、1日公休として使用でできた。

賞与はなく寸志のような金額で数万円支給された。処遇改善はこの時代はなかった。

3年間頑張ろうと誓い、工場を退職して、僕の介護員生活がスタートした春だった。

さっそく家でグリーンの制服を試しに来たときは、妻からも「がんばったね」とねぎらいの言葉をもらった。

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介護職は女性ばかりで派閥があり、苦労した

介護員は14名ほどいたが、そのうち13名が女性である。

僕は唯一の男性介護員だった。

事務所には男性の方はいましたが、介護業務には入ることはほとんどなく、完全に女性の職場だった。

休憩時間なども全員女性。いつもセクハラまがいの会話が始まる。と言っても女性同士だけでしたら当たり前の内容だった。

通信販売のカタログを開いて、みんなで下着などを吟味することもあった。

ときおり冷やかし気味に僕に意見を求める職員もいた。

また着替えなども、堂々とその場で、僕に後ろを振り向かせて着替えようとする方もいた。

さすがに、ロビーに避難したこともある。

男性より女性の会話の方がどぎつい感じがした。

本当に居場所のなかった休憩室である。

業務は特につらいと思えることは少なかった。

唯一の男性介護員なので、ある意味引っ張りだこである。

僕は比較的、体力にも自信があったので、体重の重い方の移乗は僕がほとんど行っていた。

他の介護員は、「君がいると助かるね」といつも声をかけてくれる。

しかし、その優しさも裏目に出てくる。

女性の職場だから、いくつかの派閥があった。

どの派閥も僕を引き寄せようと、他の派閥の悪口を僕に言ってくる。

移乗を手伝うと「あの人ばっかり、好きなんだ、きっと」など、もう言われ放題だ。

夜勤は二人勤務なんで、女性と1対1になる。

そうなると、「あいつら、夜に何やっているか、わからない」などからかってくる介護員もいた。

とにかく業務より、女性関係に苦労した。

給料が安すぎたため、グループホームに転職

業務内容には問題なかった、あれこれうるさい介護員が多かったが、ケアのレベルは大変高かった。

ほとんどが介護福祉士を保持しており、介助の一つ一つが勉強になった。

だが、一つ問題が生じた。給料の安さである。

3年経てば正職員になれる話が立ち消えになってしまった。

財政難による給料のダウンなどが始まった。

それでなくとも安いのに、これ以上給料が下がるのではと限界を感じてきた。

ただ臨時職員はアルバイトが許されていたので、僕は公休を利用して隣町のグループホームでアルバイトを始めた。

今度、それが施設で問題になった。

「施設職員がよその事業所でアルバイトをしている」と役所に苦情が入ったからだ。

僕の契約は臨時だったので、アルバイトは許されていたが、一般市民の方は、施設の正職員も臨時職員も区別がつかないからだ。

その話を、バイト先の職員に伝えると、「特養を辞めて、うちで正社員で来ないか?」と声をかけてくれた。

将来的な不安のある特養に比べて、民間ながら新しい、そこの事業所の方が期待が持て、僕は特養を正式に退職し、バイト先のグループホームに転職した。
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