本記事では、グループホームで夜勤専従として働いていた女性の体験談を紹介しています。
『夜勤専従のワンオペは精神的にキツイ』ことなどをお伝えしています。
夜勤専従に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
グループホームで夜勤専従をしていた女性のプロフィール
- 30代(女性)
- 都道府県:兵庫県
- 介護職歴:11年
- グループホームでの勤務:1年
- グループホーム従業員数:5名
- 保有資格:介護福祉士
- 年収:380万
- 処遇改善手当支給額:12000円
グループホームでの夜勤専従の給料【詳細】
給与体系は基本給と昇給あり、基本給20万円であり、昇給額が5000円でした。
処遇改善手当は12000円で継続されてました。
他に手当としては、夜勤手当5000/1泊で、時間外手当1000円/時、交通費、資格手当、子どもがいれば扶養手当がありました。
資格手当は資格内容により額が変わり、私の場合は介護福祉士で10000円でした。
ボーナスは支給回数2回で、額としては計30万円ほどでした。
規程の夜間営業時間の前後でも稼働することが多く、時間外=残業のようなもので月20時間ほどありました。
グループホームの夜勤専従をして『大変』と感じたこと
私はグループホーム勤務のうち、夜間メインの担当職員で、基本週2泊の夜勤勤務をしておりました。
加えて臨時の宿泊勤務が入ったりしました。
夜勤勤務では、現場は利用者9名に対して私一人で対応をしておりました。
基本的に利用者は睡眠時間になるので、勤務内容の大半は夜間の見守りということになります。
また、体位変換(寝返り)が必要な方もほとんどいらっしゃらず、ことさら何も起きなければ、業務自体は体への負担が大きくもなかったので楽でした。
しかし、やはり一人での対応でしたので、責任感を強く感じており、緊張状態にさらされながらの勤務が続いていました。
その精神的な負担がつらかったです。
時には大声を出したり、徘徊されたりする方もおられますし、体調の変化による緊急時対応もありましたので、大変な勤務の日もありました。
また、外部団体との情報のやり取りなど、日中にしかできない業務があり、基本的には日中の担当職員に引き継いで業務を頼むのですが…
日中の担当職員が豊富にいるわけでもなかった上に、頼りない方も多く、自分が動く方が早かったため、結果的に時間外労働が多くなりました。
サービス残業ではなく収入には反映されましたのでよかったですが、休みといえる日がほとんどなく、精神的には興奮状態が続いていました。
いわゆるワーカーホリック状態(仕事中毒)になっていたといえます。
グループホームの夜勤専従をして『辞めよう』と感じたこと
入職当初から社員教育や現場の教育などは皆無で、夜間対応を一人で任されたので、会社には強い不信感を抱いていました。
そのため当初からすぐに辞めたいと思っていました。
そのグループホームの施設体質は入職してからもずっと続きました。
私にとって初めての経験や対応事項があって上司や先輩に相談しても、「自分で何とかしろ」という対応をされるばかりでしたので…
業務内容よりは社風や人間関係についてストレスが募る一方でした。
加えて、休みらしい休みの日がないまま日々が過ぎていきましたので、ストレス発散のタイミングも持てずにいました。
そのため、いつ辞めようかと常に考えながら働いていました。
ただ、『入職から退職まであまりに短いと次の転職に影響があるかな』と心配に思っていましたので、なるべく頑張ろうとしました。
しかし、1年が限界でした。
業務の中では、夜間に一人で対応していると、とてつもない不安感や虚脱感に襲われる時がありました。
安心はできない静寂の中で「何でこんなことしてるのだろう」と何度も頭によぎりました。
夜間対応は訪問介護職で経験しており、ある程度は慣れていましたので、夜勤はグループホームでの『仕事を辞めたい』と思うまでの理由にはならなかったように思います。
ただ、『辞めたい』と思う要因において、業務外の環境要因が強かったため、そのような夜間業務中の出来事がどこまで辞めたいと感じる要因としてあったかは自分でも定かではありません。
影響はゼロではないのだろうとも思います。
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