介護職員初任者研修とかヘルパー2級の正式名称を履歴書にどうやって書けばいいの?
転職や就職する際、資格を履歴書にどうやって書けばいいのか、困るところです。
正式名称で書かないと面接官の印象が悪くなるんじゃないの・・・なんて考えるとおもいます。
ということで、今回、介護職場初任者研修とヘルパー2級の正式名称と履歴書での書き方やアドバイスをわかりやすく解説したいとおもいます。
参考にしてみてください。
もくじ
介護職場初任者研修とヘルパー2級の違い
本題に入る前にちょっとだけ介護職員初任者研修とヘルパー2級について紹介してみます。
ヘルパー2級は2013年に廃止され、介護職員初任者研修に変わったのはご存知だとおもいますが・・・
なぜ?廃止になったのかというと!
その原因は介護福祉士になるためのキャリア形成が分かりにくいことでした。
以前はヘルパーでも2級・1級とあり、さらに介護基礎研修というのもありましたが、どれも研修ごとに過程や学習範囲が曖昧なため、どれを取得すれば介護福祉士になれるのか、わからない状態でした。
それを変えるために、資格の明確化をしキャリアアップをしやすい環境へ整えたのです。
「介護職員初任者研修→実務者研修→介護福祉士」
というように介護福祉士までのキャリアアップが明確化されました。
このような背景からヘルパー2級や1級という名称が使われなくなったのです。
介護職員初任者研修とヘルパー2級は、このように名称は違いますが、資格は同じ扱いです。
実務者研修をお持ちでない方で「働きながら取得したい」という方はハローワークの教育訓練給付金を利用して取得すると安くなり、通常20%キャッシュバック、ひとり親の方は60%キャッシュバックされます。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
では、両者の違いについてサクっと解説してみますね。
1.働く場所の違い
ヘルパー2級は名前の通りホームヘルパーなので、訪問介護を念頭においた資格になっています。
それに比べ、介護初任者研修は訪問だけではなく、介護全般の事業所で役立つ資格となっています。
もちろんヘルパー2級だから訪問介護だけしかできないわけではなく、介護職員初任者研修と同じレベルなので、同じように資格手当もつきます。
2.資格取得に関する受講時間
ヘルパー2級も介護職員初任者研修も受講する時間に差はなく、130時間の受講で資格を取得することができます。
ただ違うのが、受講する内容です。
ヘルパー2級では施設学習と称した実習があり、施設へ30時間の研修がありました。
介護初任者研修ではこの実習がなくなり、その代わりに介護演習を行う実技時間が42時間から90時間へと変更されました。
3.修了試験の有無
ヘルパー2級では講義と実習を終えれば修了となり資格取得ができましたが、介護職員初任者研修では講義終了の最後に修了試験があり、それに合格してようやく資格取得となります。
この修了試験は再挑戦することが可能なので、万が一落ちた場合でも追試という形で何度も試験に挑戦できるので大丈夫です。
正式名称と履歴書への書き方
では、介護職員初任者研修とヘルパー2級の正式名称と履歴書へどのように記入すれば良いのか、お伝えします
1.介護職員初任者研修の場合
介護職員初任者研修を履歴書へ記入する際の正式名称は「介護初任者研修過程修了」と記載するのが正しい書き方になります。
しかし、そこまで厳密にこだわらなくても大丈夫です。
資格の欄に介護職員初任者研修と記載するだけでも雇用する側はわかっているので問題はないです。
2.ヘルパー2級の場合
ヘルパー2級の正式名称は「訪問介護員2級養成研修課程修了」と少し長い資格になっています。
こちらも正式名称ではなく、訪問介護員2級だったり、ホームヘルパー2級とだけ記載しても問題はないので、神経質になる事はないです。
しかし、ヘルパー2級の資格を取得している方で注意して欲しい点もあります。
介護職員初任者研修とヘルパー2級は名称が違いますが、同等の資格であり介護初任者研修の修了者として扱われることがほとんどですが、履歴書には介護初任者研修過程修了とは記載できません。
あくまでも同等の資格ではありますが、全く違う資格ですので注意して下さい。
まとめ
- 介護初任者研修の正式名称:「介護初任者研修過程修了」
- ヘルパー2級の正式名称:「訪問介護員2級養成研修課程修了」
さいごになりますが、介護職員初任者研修とヘルパー2級は同等の資格ですが、全く違う資格なので履歴書へ記載する場合は間違えることがないようにしてしてください。
また、履歴書の文字は丁寧に、なるべく修正テープを使用しないで書くと施設側に好感を持たれるので、丁寧に書くと良いでしょう。
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